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LibreChat を Cloud Run と Firestore MongoDB 互換で構築する
オープンソースの多機能AIチャットUI「LibreChat」を、Google Cloud上でいかに低コストかつ運用負荷を抑えて構築するか。本記事では、データベースにMongoDBを別途構築する従来の手法ではなく、Firestoreの新機能である「MongoDB互換モード」を活用した完全サーバーレス構成の検証結果を詳しく解説します。
Cloud Runを基盤とし、ストレージにGCS FUSEを採用することで、インフラ管理を最小限に抑えたスマートな構成を実現しました。Terraformによる具体的なIaC実装コードとともに、接続文字列の最適化やMongoose利用時の注意点など、実践的なノウハウを公開します。
また、単なる構築手順に留まらず、Firestoreの仕様制限による「エージェント一覧がリロード後に消える」といった挙動についても深掘り。MongoDBのビット演算子($bitsAllSet)の非サポートが原因であることを突き止めた、現場目線の技術検証ログです。サーバーレスなAI基盤構築を目指すすべてのエンジニアに捧げます。
3 日前読了時間: 12分


Langfuse v4はなにが変わる? v3との違いをざっくり解説
Langfuse v4は、Fast (Preview)の案内どおり「速くなる」更新に見えがちですが、本質は観測(observation)中心のデータモデルへの移行です。traceだけを入口にせず、処理単位から一覧や分析を辿れるobservations-first、保存と照会の組み替えに伴う画面・公開APIの応答改善、observation単位の評価などが一体になっています。公開APIはv2がデフォルトでv1相当はlegacy側です。SDKはPython v4とJS・TS v5で、相関属性のpropagate、trace属性まわりの役割分離、Pythonではstart_as_current_span/start_as_current_generationがstart_as_current_observationに置き換わる点、OpenTelemetryの既定spanフィルタの変更などがポイントです。全体像の詳細は公式のマイグレーションガイドや「Explore Observations in v4」、ブログ「Simplifying Langfuse
6 日前読了時間: 7分


【後編】ソースコードから読み解くLangfuse検索の挙動と制約
この記事のポイント 前編では、Langfuse v3.158.0の "fulltext search" が実装上は部分一致検索であること、そして3層の検索アーキテクチャの全体像を解説しました。 後編では、PR #12578のソースコードを詳しく読み、以下の2点を明らかにします。 プロンプト編集画面のTextモードとChatモードで 検索の挙動が異なる こと、特にChatモードではカウンターとハイライトが食い違うケースがあること サーバーサイド検索(ClickHouse / PostgreSQL)を含めた、日本語利用時の 具体的な制約(Limitation) → 前編はこちら:「Langfuse v3.158.0の"fulltext search"を読み解く — その実態は部分一致検索だった」 ( リンク ) PR #12578のコードリーディング 検索のエントリポイント:MessageSearchProvider 検索機能のアーキテクチャは、React Contextベースの MessageSearchProvider を中心に構成されています。
4月3日読了時間: 8分


【前編】Langfuse v3.158.0の"fulltext search"を読み解く — その実態は部分一致検索だった
はじめに Langfuse v3.158.0(2026年3月13日リリース)で、PlaygroundおよびPrompt Managementのチャットメッセージ編集画面にテキスト検索機能が追加されました。ChangelogやPRタイトルでは "fulltext search"(全文検索)と表現されています。 日本語環境でLangfuseを使っている身としては、「全文検索」と聞くと気になるのが日本語の対応状況です。そこで今回、ソースコードを読んで実装の中身を調べてみました。 この前編では、まず新機能の概要とLangfuseの検索アーキテクチャの全体像を整理し、今回Langfuseに実装された検索機能が、技術的にはどういう仕組みなのかを明らかにします。後編では、ソースコードをさらに深く読み、日本語で使った場合の具体的な挙動や制約について掘り下げます。 今回の新機能:Playground / Promptsのメッセージウィンドウ内検索 今回追加されたのは、 Cmd+F (Mac)/ Ctrl+F (Windows)でPlaygroundやプロンプト編集
4月3日読了時間: 5分


Langfuseで管理者アクセスを監視する:Admin Access Webhookの実態と使いどころ
本記事でわかること Langfuseにおける「管理者によるトレース閲覧の検知」というニッチだが重要な課題に対して、実機検証ベースで現状の選択肢を整理します。 Langfuse環境で「管理者の会話ログ閲覧」をどう検知するか `LANGFUSE_ADMIN_ACCESS_WEBHOOK` の動作仕様(実機確認済み) この機能の限界と「本番で使えるか」の判断基準 対象読者 Self-hosted Langfuseを複数チーム・複数顧客で共用している方 LLMアプリの運用でコンプライアンス・セキュリティを気にしている方 Langfuseの特権アクセス管理に興味がある方 課題:LLMアプリの会話ログは機密データである LLMアプリを組織で運用していると、避けて通れない問題があります。 ユーザーの会話ログは、多くの場合、機密性の高いデータです。 カスタマーサポートの問い合わせ内容、社内文書への質問、医療・法律領域のやりとり——これらはすべてLangfuseのTrace(トレース)として記録されます。プロンプトの改善やデバッグのために記録することは正しい運用で
3月31日読了時間: 6分